積立を始めて半年、その現在地
ゆうととヒカッパと庭の現在地
スマホを手に取り、ゆうとは資産の画面を開いた。
いつものように、なんとなく確認するつもりだった。
けれど——
ふと、そのことに気づく。
積立を始めて、もう半年が経過していた。
画面に表示されている数字を、ゆっくりと見つめる。
楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド:プラス5,058円。
らくらく投資 がっちり資産形成コース:プラス3,443円。
合計:プラス8,501円。
思わず、小さくつぶやく。
大きく増えたわけじゃない。
でも、減っているわけでもない。
ふと、もう一つの数字に目が止まる。
目標の200万円に対して、今の積み上がり。
そう思えたのは、少し前とは違っていた。
思い返せば、この半年はいろいろなことがあった。
関税の話で市場がざわついたり。
選挙の結果で空気が変わったり。
金利の話で、相場の雰囲気が揺れたり。
中東のニュースで、原油価格が動いたこともあった。
正直、全部を理解できているわけじゃない。
それでも——
市場が動くのを観察してきた。
そんなふうに、少しだけ見えるものが増えた気がした。
スマホを閉じて、庭を見る。
ヒカッパは、変わらずそこにいた。
けれど——
よく見ると、あの頃よりも少しだけ大きくなっている。
そうつぶやく。
それは、ヒカッパだけじゃない。
もう一度、スマホを見た。
大きな変化じゃない。
でも、確かに積み上がっている。
急に大きくなるわけじゃない。
でも、止まっているわけでもない。
ヒカッパは優しく光り、葉が静かに揺れた。
その動きは、どこか落ち着いていて——
ゆうとも、少しだけ肩の力が抜けた気がした。
短期的な値動きだけを見ていると、不安や焦りに振り回されてしまいます。 しかし、一定期間を通して資産全体を見ることで、積み立ての効果が見えきます。 日々の変動ではなく、「積み上がり」に目を向けることが重要です。 改めて、ゆうとは長期・分散・積立の価値を実感しました。