第6話:育て方と不思議なつながり
ヒカッパと名付けた翌週。ゆうとは小さな鉢を抱えて、あの植物園へと向かった。 ヒカッパはほんの少し背を伸ばし、葉の付け根を時おり光らせている。
「こんにちは」と研究室の扉を開けると、みおな先生は顕微鏡を覗き込んでいた手を離し、振り返った。
「ヒカッパの調子はどう?」 「元気です。でも、どう育てればいいのか分からなくて……」
「普通の植物と違うわね。この子は、あなたの“積み重ね”に強く反応するみたい」
「積み重ね……ですか?」
みおな先生は椅子に腰を下ろし、ゆうとに向き直った。 「日々の習慣。継続、自分を大切にする行動。そういう積み上げが、この子の成長を助けるの」
ゆうとは驚いた顔でヒカッパを見つめる。 その瞬間、ヒカッパは小さく光った。
「ゆうとくん、あなた資産形成をしたいと言っていたわね? もし本気なら、ヒカッパもきっとそれに応えるわ」
みおな先生は白衣のポケットからメモを取り出し、さらりと書き始める。
1. 楽天銀行
2. 楽天証券
3. 楽天カード
4. 積立設定(らくらく投資 and オールカントリー)
「この4つを揃えて積み立てを続ける。 それがヒカッパの“育つエサ”になるわ」
「……そんな具体的に効くんですか?」
「ええ。不思議でしょう? でもこの子、あなたの生活の積み重ねと連動しているもの」
その瞬間、ヒカッパがチリッと光った。 ゆうとはその光を見つめながら強く頷いた。
「……分かりました。楽天経済圏で積み立て、始めてみます。 僕の未来と、ヒカッパの未来、どっちも育てます」
みおな先生はやわらかく微笑んだ。 「次に来るときは、積立の効果がどう出るか楽しみね」
(注:ヒカッパの成長と、ゆうとの資産形成がつながっていることが明らかになりました。次回、第7話では楽天経済圏での準備と、積立開始へ。)