第17話:NISA積立部門(ファンドアワードのアンケート)
安定の場所
楽天証券の第9回ファンドアワードのアンケート。ハイリターン部門で少し揺れたあと、 次に目を向けたのは、NISA積立部門だった。
ここは言ってしまえば、NISA対応ファンドの中で「一番人気(ナンバーワン)はどれか」を決める場所だ。
ノミネートファンドを見て、すぐに目に入ったのは、
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
対抗馬として、楽天・プラスシリーズのS&P500とオール・カントリーも並んでいた。
「まあ、楽天証券なんだから、当然だよね」、そんな感想だった。
S&P500とオール・カントリー
S&P500とオール・カントリー、どちらが良いのかと聞かれても、 僕には答えられない。専門家に聞いて欲しい。
S&P500はアメリカのみ。オール・カントリーは全世界だが、アメリカの比率が高いのが特徴だろう。
結局のところ、好みの問題だと思っている。世界経済の中心はアメリカである、それだけの話だ。
正直に言うと、僕はS&P500も、オール・カントリーも、同じ金額で積み立てている。
1位でも、2位でも、大きな違いがないという事実は、悪いことではない。
むしろそれは、この2つが長期・積立の世界で、すでに 「安定した場所」にいるという証拠だろう。
次に目を向けた場所
ただ、あまりに安定しているがゆえに、ふと、別の方向にも目が向いた。
次に気になったのは、「新しい」という理由だけで、 どうしても目を引いてしまうファンドたちだった。
新ファンド部門。そこには、期待と同時に、距離感も必要な世界があった。
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