第10話:新型ゲーム機の誘惑
忘年会の2次会にて:ゆうとへの誘惑
忘年会の二次会で会社の友達と盛り上がっていた。 盛り上がる中、友達の一人が言った。
「ゆうと!新型ゲーム機『ゲームステーション2』が発売されたのは知ってるかい? 新作ゲーム『モンスターマニア』を一緒にプレイしようぜ!」
その瞬間、ゆうとの心は揺れた。 友達と一緒に遊ぶ楽しさを想像すると、胸が高鳴る。 しかし、頭の片隅で積立のことも気になった。
さらに現実も厳しい。 忘年会の二次会参加費を現金で支払い、手元にはほとんどお金が残っていなかった。
ゲーム機とゲームソフトを購入:積立継続の心配
数日後、友達と一緒に『ゲームステーション2』と『モンスターマニア』を購入。 手元のお金はほぼ残っていないが、楽しみは大きい。
家に帰って、ふとヒカッパを見ると、いつもより少し不安そうな顔をしていた。 その表情を見て、ゆうとも不安になった。
さらに頭の上に、みおな先生のイメージがふわっと浮かぶ。 不安そうなみおな先生の顔が思い浮かび、ゆうとの心に再び緊張感が走る。
「積立中の資産を売却するなんて絶対ダメ。ましてや、積立の中断なんて言語道断だ。」
幸い、積立はクレジットカード決済を利用すれば、設定さえしてあれば自動で確実に実行される。 遊びに夢中で一瞬忘れていたが、積立は止まらない。
ゆうとは積立の継続を再確認する
「ヒカッパ、積立は大丈夫だよ、安心してね。ここまで成長したとに、 中断したり、売却したりしないから。 しっかりと仕事に行って、毎月の積立を継続するよ」
ヒカッパはニコニコと微笑み、明るくなる。 庭も家の中も、ほっとした温かい空気に包まれた。
ゆうとは改めて思う。 私の積立投資は“ほったらかし”がコンセプトだけど、本当にほったらかしてはいけない。 積立のお金は毎月しっかり用意しないといけない。急な出費に対応できるように貯金も必要だ。 クレジットカード積立は一度設定すれば確実に実行されるので、積立を続けやすい。だけど忘れてはいけない。
遊びも資産形成も両立できる。 積立を“ほったらかし”にしても守れる仕組みを作ることが、資産形成の庭で学べる大切なポイントだ。