日銀スペシャル|個人投資家のための日銀との付き合い方
この特集は、日銀の動きを予想するためのものではありません。
個人投資家が、日銀とどう距離を取るかを整理するためのページです。
1. なぜ「日銀」を特集するのか
日銀は、日本で暮らし、日本円で資産形成をする以上、 無視できない存在です。
為替が大きく動いたとき。 株価が急に反転したとき。 金利の話題が出たとき。 その背景には、日銀の存在が語られることがあります。
ただし、日銀の仕事と、個人投資家の資産形成は、 必ずしも同じ方向を向いているわけではありません。
日銀の役割は、日本経済をできるだけ健全に保つこと。 私たち個人投資家の役割は、 自分自身の人生と資産を守ることです。
この「日銀スペシャル」では、 日銀の政策や制度を網羅的に解説することはしません。
私自身が17年の投資経験の中で、 日銀という存在とどう向き合ってきたのか。 その距離感だけを、静かに言葉にしていきます。
2. 日銀と市場、そして個人投資家
市場は、事実が発表されてから動くわけではありません。 「こうなるかもしれない」という期待が、 先に価格へ反映されることがあります。
日銀をめぐるニュースでも、 発表の前から市場が動き、 ニュースを見たときには、 すでに価格が変わっている場面を 何度も目にしてきました。
そのたびに、 投資家は期待し、 不安になり、 そして振り回されます。
この特集では、 そうした市場の動きを「当てにいく」のではなく、 どう距離を取るかに焦点を当てています。
3. コラム一覧|日銀スペシャル
体験から考え方へ。
① → ②の順で読むことで、全体像がつながる構成になっています。
ゆうとと日銀①|為替・株価・金利に振り回された17年
為替介入、日本株価の下支え、国債の購入、金利の上げ下げ。 日銀が市場の前面に姿を見せてきた場面を、 個人投資家の視点で振り返ります。
短期売買をしない投資家にとって、 それらの出来事がどう見えていたのか。 体験ベースで整理したコラムです。
ゆうとと日銀②|期待はいつも現実より先に動く
日銀総裁の交代、政策変更への期待、市場の先回り。
私は市場の預言者ではありません。 それでも、市場の動きを感じることはあります。
長期・分散・積立という投資スタイルが、 なぜ「期待から自由になる設計」なのか。 思想の部分を言葉にしたコラムです。
4. この特集で伝えたいこと
日銀と戦わない。
予想しない。
期待しすぎない。
日銀の仕事を横目で見ながら、 自分の資産形成を、 淡々と、黙々と続ける。
それが、 私なりの「日銀との付き合い方」です。